SENSATIONAL Design谷口謙吾 自叙伝

カナオ11 4章 コンビニがある

そこには、いつも笑顔の温かい木漏れ日の中のコンビニがあった。
だが、それはしかし、カナオに限ったことではなかった。

そのコンビニの店員さん達は、皆んな温かく
わたしを見守ってくれ

わたしの籠って仕事をするライフスタイルの中での
湧き出す元気の泉となっていた。

ある店員さんは、ニコッと深いおじきと共に
タタッと早いテンポでかけていきタバコを
踏み台に乗って取ってくれたし

ある店員さんは、『袋入りますか?』に対して
入らないですの答えて会計を済ませていると

簡易の無料の薄いビニール袋に品物を詰めていて
くれた。

そう、わたしは、そのコンビニ自体が好きだった。

 

ある日、わたしは、色々な支払い、給与などで
現金を沢山財布に詰めて10万円近いパンパンの財布を
持ち歩いていた。

その日もレジは、なぜだかカナオだった。
支払いを済ませて
アイスコーヒーを作り、車に乗って仕事の残る家
へと帰っていた。

駐車場に着き…あれ?財布がない!
しまったー‼︎アイスコーヒーを使った時に
コーヒーメーカーのところに置き忘れてしまった。

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