カナオの年齢は未だに不明だった。
21、22と言えばその頃に見えたし
15、16と言えばそのくらいにも見えた。
そんな夏、社用車を大きな車セレナに乗り換えたわたしは
なかなか大きな気分でいた。
ある日、案件を一件、仕上げたわたしは
上機嫌でそのいつものコンビニを訪れ
ぷりっとしたちっちゃな先輩に『皆んなで海に遊びに行きましょうか?』
などとおどけて言ってみた。
するとぷりっとしたちっちゃな先輩は
『良いですねー!』と
あれ…
次の日もカナオがいたので
『皆んなで海に遊びに行こうか?』
と尋ねてみる。
するとカナオから『良いですねー』
あれ??
いいのかな??