SENSATIONAL Design谷口謙吾 自叙伝

カナオ11 12章 煙草

わたしは、そこのコンビニに毎回タバコを買いに
行く。
なぜかと言うと笑顔の溢れる気持ちの良いコンビニ
だからだ。
それと、最初の頃は、2個ずつタバコを買っていた
わたしだったが、

忙しさと余計なコンビニでの買い物を避けるために
カートン買いをすることにしていた。

店長さんもわたしが、その銘柄のそのタバコを
買うのを覚えていてくれてるかのように
いつも用意していてくれた。

カナオはカートンの棚の上にあるタバコを取る時に
他の皆とは同じように、踏み台は使わない。

そのまま、かかとを上げて、わたしに持って来てくれる。
そんな日が、続いて、わたしがいつも恒例の何週かぶりのタバコ買いに行った時

カナオが私服で同僚と話しをしていた。
こっちには、気づいていないようである。

いつも見られる立場のわたしは、たまには
こちらからカナオの観察してみようと思い。

黙ったまま、暫くカナオを観察することにした。
カナオは、友達とぺちゃくちゃ元気良く喋っていた。

そう言えば、カナオって幾つなんだろう???

それは、前々からの疑問ではあったが
女性に年齢を聞くワケにもいかず
幾つでもいいかなどと言う考えから

気にしたいなかった。

その時、カナオがJT銘柄のメンソールを2個
同僚に注文したので、あぁ、20才は超えてるのかな
と勝手な想像をした。

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