SENSATIONAL Design谷口謙吾 自叙伝

星空の旅人たちの安息 5章 あーーー!夏休み♪

その晩、菅ちゃんは、偉く機嫌が良くなったのか
今日、初めて来たわたしを含めてウチの家族全員を
『ここに泊めてもいいかな?』

と菅ちゃんの娘に聞いていた。
わたし達は、もともと普段から父子家庭
暮らしも毎日のルーティンの繰り返しで
なかなか、そう面白いこともなかった。

だから、菅ちゃんと馬が合い、相談、悩みごと
チビ達の話しを中心にこの綺麗な女性と過ごす時間はとても楽しい刻だった。

菅ちゃんから、『今日、もうこのまま泊まっていけば?着替えは明日でもいいし、チビ達はさっき
お風呂に入れておいたよ。けんちゃんも長い父親だけのチビちゃん達のお世話は大変でしょう?』

とありがたいお話しがあったので

3つ上の綺麗なお姉さんからの誘いに
素直に乗った。

チビ達がやっとのことで寝静まった夏休みの
午前1時、ふと顔を見合わせたわたし達は
チビ達の興奮が収まってやっと寝てくれた事に
安心したと同時にお互い顔を見つめ合って笑った。

残念ながら、この話しはドラマやフィクションのよーには上手くいかない。

ノンフィクションであるから現実的には、
その日もわたしは、その3つ上の小さな
綺麗なお姉さんと暑い熱帯夜のような夜中に
激しく抱き合った。

そのまま、朝を迎えて。となるところだが
わたしは彼女の美しさと興奮のあまり、この年で
さすがに眠れなかった。

寝入った彼女の横顔をずっと見守りながら
寝息を立てている彼女を見ているのが楽しかったし
とこか、儚げで、寝るのが勿体なかった。

そうして、ずっーと彼女の寝顔を見たまま
夏の朝焼けを迎えた。暑い日中がやってくる。
睡眠不足で、身体も体調も、悪かったが
気分だけは、最後だった。

さぁ、あと、もう少しで夏休みの日中がやってくる。てんてこ舞いの夏休み。ふと、そんな時
彼女が目を覚ました。

『あれ、けんちゃん寝れた?』
わたし
『うん、寝たよ』

わたしは、チビ達に夏休みを思いっきり
楽しんで貰いたかったので、夏休みに入って
3日で夏休みの宿題は終わらせさせていた。

なので、チビ達は、遊ぶだけである。

わたしは、菅ちゃんと朝起きて早速、換気扇の下に
行きお互い同じメビウスrightを吸っていた。

菅ちゃんは、ソフトわたしは、BOXくらいの違いだ。

コーヒーは菅ちゃんのお気に入りがあるらしく、
『いる?コーヒー』などと言わずに

もう、いつの間にか目の前に置いてあった。

灰皿をわたしと菅ちゃんの中間地点に配置
され直してある。

そして、菅ちゃんは、日本舞踊の先生のウチの片付けのバイト、と言うのは、彼女、片付けや草刈りが
好きらしく好んでするらしく、

なので、日本舞踊の先生が片付けは菅ちゃんに
頼みたいと日当を払ってして貰いたいらしいのだ。

その、連絡やら、わたしは在宅ワークでのイラスト制作に入っていたので、携帯で素材探しに入っていたのだ。

10時半頃になって、おもむろに菅ちゃんが動きだす
とは言っても、さっきまで部屋の中の整理であれは結構重たいよな!と男のわたしが思うものまで
あっちにこっちに運び

『手伝おうか?』
とわたしが言うと

『けんちゃんは、座ってて』
と言うばかりだった。

座ってるだけのわたしが汗をかいてくるくらいだからなかなか暑い。

首筋にふわっとなにかが来たなと思うと
後ろから菅ちゃんがタオルをかけてくれていたとこだった。

うわ!スゲ、と思わず思うがあまり敢えて言わないよーにするが、『ありがとう』とだけは伝えておいた。

そして、その10時半から何をするのかと
ものの何分かでチャチャっと昼ごはんを作り

夏休みのブランチの出来上がり!

美味しく5人で、食卓を囲む。
なぜだから、菅ちゃんがわたしに一際大きい
ソファーシートを持って来て

『ココに座れ』
って言うのだが
なかなか、慣れないでいた。

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