SENSATIONAL Design谷口謙吾 自叙伝

星空の旅人たち. 2章 ●昼下がりの午後

 

チビ達を送り出して、わたしは、いつもチビ達が
遊びに行っている土曜日とは違って妙に

ジリジリしていた。

1時間半が経過した頃だっただろうか…
LINE♪とLINEオンが鳴る。

誰だろうと思ってLINEを見るといつもと違う
場所に新しいLINEが入っている。

『ルカママです。こちらこそ、いつもお世話になっております。わたし達もついこの前、筑豊から
戻って来たばかりですし、パパと別れたばかりなのでお友達もできてルカも喜びます。』とLINEが入っていた。

………。

あれ?父子家庭、母子家庭同士か。

仲良くできそーかなぁなどと妄想に
浸っていた。

暫くして、いかん!いかん!せっかくLINEが
来たのに何か返事をしないといけない。

もう、正直なところ、何をLINEに書いたなどとは
緊張のあまり覚えてもいなくて
とりあえず、必死に場を繋ぎながら
LINEでの会話をしていた。

すると、ルカママの方から『あの…しません?』
わたし、『え?』

ルカママ『LINEするより、お電話で話しません?』

え、え!さっきのさっきDAYSで見かけた
あの女性でしょ???
喋るの?電話で??

無理無理無理無理‼︎
無理とは言えないので
わたし
『いや、恥ずかしいんですけど…』

ルカママ
『え?何が』

わたし
『いや、まだ、LINEで話したばかりだから
まだ、恥ずかしいんですけれども…』

ルカママ
『え?そうなんですか』
では、LINEでと言う話しになり普段の学校での話しや片親ならではの悩み、父子家庭は大変でしょう?
などと言う話しになって言った。

そして、2時間余りが経過したのか
ルカママがまた、『LINEめんどくさくないですか?
電話で話した方が早くありませんか??』

と聞いてくる。

それは、こちらとしても百も承知してる。
もちろんのこと、そのようにしたいのであるが
先ほど、DAYSでお顔を拝見させていただいて
母子家庭だと言う話しまで聞いているのだ。

それは、なかなか勇気もいるものである。

すると、携帯が鳴った!
ん?
思わず出てしまった。

『ルカママで〜す!はじめましてー』
先ほど渡した名刺の携番を見て
ルカママからの先制攻撃。

『は、はじめまして…えっーと、はい。』
みたいなわたし。

ルカママ
『母子父子家庭、お互い大変ですよねー
もう、夏休みに入りますし、お互い仲良く
やって行きましょうね〜。
そう言えば悩みがあるとか?』

『悩み…真面目に本当にあるんですよね。
ずっと悩んでるのいうか…』とわたし。

ルカママ
『あまり、ストレスを溜め込んだり、悩みごとを
持っていると身体に触りますよ!なんだったら
わたしが聞きましょうか?』

確かに、最近のチビ達の事や、毎日毎日のご飯作り
、仕事に買い物に、洗濯やゴミの処理に悪戦苦闘の毎日で多忙の為、なんのストレス発散もできていない。

すがる思いで聞いてみた。
『聞いてくれますか?』

するとルカママが、『聞くのは、良いけど
いまは、お宅のチビちゃん達も遊びに来てるでしょう?それに、電話で悩み相談なんてできないから、

今夜、夕ご飯が終わったら時間ある?
その時に行くから。いい?』

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