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詩歌。『HANAニンゲン』

彼女の日常は、男性でも根気がいる水道管工事の仕事に
汗水垂らし毎日を過ごす人。

しかしながら、彼女は
1人の女性。

一度、ドレスアップすれば
そこにはもう水道管工事の
彼女はいない。

そこにいるのは
ハナニンゲンとなったステキな
彼女。

そうそこに華やかな
ドレスに身を包むステキな
女性が立っている。

彼女がハナニンゲンに
なろうとしたのには
あるキッカケがあった。

彼女が水道管工事で
仕事先を回る度に彼女は
工事現場の近くに
小さな名もない花が咲いている
のを見かけることが
しばしばあった。

花々は、生命の息吹のままに
誇らしげに咲いている

そんな様子を見た彼女は
花をまとうハナニンゲンに
なりたいと思った。

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