SENSATIONAL Design谷口謙吾 自叙伝

デリバリー中。

  1. 私には、長崎から鹿児島に父親の闘病の手伝いの為、引っ越しをして来て困ったことがありました。それは、私には鹿児島の地理が全くわからないと言うことでした。その為、どこに行くにも苦労がありました。なので、わたしは敢えて配達業務をすることにしました。

私が、そのカレー屋さんで働くことになってから、40代後半の渋めの店長さんや、店長さんの下で働いている調理補助のBEPPUさん、ニックネームが大将の元気まんまんな子から簡単な地図の見方や街の通りの名前を教えて貰いながら、原付でのカレーのデリバリーがスタートしました。

初めはわりかし近くのお店や場所に行かせて貰いながらのスタートです。たまには、女性の部屋へのデリバリーやラブホテルへのデリバリーなどもあり、可愛い女の子が出てきたりしてドギマギすることなどもありました。そして、時にはどうみてもあちら関係の方々の怖い部屋などへの配達や原付を降りてからの歩きが物凄く長い道のりなどもありました。

その中で時には、バイクに乗って同じバイト仲間と何キロまで出るか競争したり、何分で戻って来られるか賭けてみたりしながらバイト生活の時が過ぎて行きました。

ある日のことです。お客様から注文の電話が入り皆んながバタバタしてる頃、県庁からの配達が入りました。その場所から県庁までと言えば原付で片道30分の長い道のりです。

しかし、今はピーク時慣れた先輩方も出払っています。そんな折、調理補助のBEPPUさんから私に『行けますか?』とお願いがありました。私は二つ返事でオーケーを出して、早速、気合を入れて県庁への道のりを原付に温かいカレーを乗せて向かいます。

道のりも半ばまで来た頃、私も安心して道路を気を抜いてバイクに乗っていました。信号で車達が停まり、私は原付で間を縫うようにして進んでいました。すると、後ろからパトカーのサイレンがウーと聞こえます。『そこのNo.○○停まりなさい!!』私は薄々私なんだろうなと気づきはしましたが、ナンバーが分かってないふりをして、先に進みました。

しかし、今度は、『そこのカレー停まりなさい!!』と言われたので流石に観念しました。左に寄って警察による有難いお話を聞きながら『勘弁してくださいよ!私の時給と時間を考えたら、仕事なんてしない方がマシになりますよ』と警察に訴えましたが警察が耳を貸すはずはありません。あとは、ご想像通りいつものパターンです。

結局、その日は稼いだ額より、罰金額が上回るタダ働きの日となってしまう気合の入り過ぎた1日となりました。

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